下痢の原因と症状
下痢は軟便や水のような便、水分の多いドロドロ状態の便が出ます。
そういった便が一日に何度も排出される状態の事を言います。
これらは、毒素や未消化物を体の外に出すために起こる症状です。
暴飲暴食による消化不良や、冷たいものを飲んだり冷やしすぎたりする冷えからくるものや、食中毒やウイルスから起こる、急性下痢と、3カ月以上も続く慢性下痢があります。
腸の病気や、ウイルス、食中毒の場合もあるので、下痢が続いたり嘔吐などを伴ったり異常を感じたら、医師に診断してもらいましょう!
また、下痢と便秘を繰り返す症状はストレスからくる場合が多いようです。
下痢を改善する
下痢がひどくなると、水分以外に他の栄養素も失われて脱水症状を起こすこともあるので注意が必要です。
まず第一に水分補給が一番です。
ただし、胃腸が弱っているので冷たい飲み物は避けましょう。
できれば、スポーツ飲料や経口補水液、果汁などミネラルも一緒に補給するとよいです。
痛みが酷い場合など、お腹を温めて安静にしましょう。
下痢がおさまってきたら消化の良いものを食べていきます。
腸の刺激になる食べ物を避ける
① 食物繊維の多い食べ物
消化が良くない食物繊維が多く含まれている食べ物は、胃腸の負担となります。
~主な食材~
れんこん ごぼう など
②刺激が強い食べ物
辛い食べ物や、刺激が強いのもは、避けましょう。
~主な食べ物~
カレー コーヒー アルコール 唐辛子類 など
③ガスを発生させやすい食べ物
胃腸の刺激となるガスを発生させる食べ物は下痢が収まるまで避けましょう。
~主な食べ物~
いも類 炭酸飲料水 豆類 など
これら以外にも、油っぽい食べ物や、お菓子類もとりすぎないようにしましょう。
腸の働きを改善する食べ物
毎日の生活習慣から、下痢の予防を心がけ、腸を改善していきましょう。
①ペクチン
整腸作用があり、便の硬さを正常にしていく効果があります。
果物に多く含まれています。
~主な食材~
リンゴ みかん など
②乳酸菌
ヨーグルトだけでなく、みそや漬物にも含まれている。
腸の働きを整える働きがあります。
~主な食材~
ヨーグルト 乳酸菌飲料 みそ など
下痢によって体力も消耗されてしまいます。
体力回復にたんぱく質、ビタミン ミネラルをとりましょう。
~主な食材~
ココア
マグネシウム、カルシウム、鉄などがバランスよく含まれ下痢で失われたミネラルを効率よく補給できます。
疲労回復効果もあります。
豆腐 など
お腹にやさしいたんぱく質。
野菜類 など
ビタミンも摂り、体力回復を。
ただし、生のままは消化が悪いので、火を通して食べるのがおすすめ。
スープにすると良いと思います。